6月誕生花

6月の誕生花は何だろう？

6月の誕生花であるローズとハニーサックルは、どちらも美しく、それぞれに魅力的だ。この2つの花には、世界各地に伝わる民俗学的なつながりや文化的な用途がある。

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ローズ, ハニーサックル , June Birth Flower タトゥーデザインのアイデア

6月の誕生花ローズ

象徴：愛, 情熱, ロマンス, 人間性, 感謝, 平和

星座：双子座、蟹座

バラはどのようにして心を開き、その美のすべてをこの世に与えたのだろうか？それは、その存在に対して光の励ましを感じたからだ。そうでなければ、私たちは皆、怯えたままになってしまう
― ハフェズ

6月の誕生花を、最も文化的に重要な花のひとつであるバラ（バラ科）から見ていこう。バラは数え切れないほどの文化や時代にとって重要な花であり、その豊かな歴史的つながりや民間伝承をこのページどころか、一冊の本にまとめることも不可能だろう！しかし、ここではバラにまつわる歴史的事実、民間信仰、神話をいくつか紹介するので、じっくり考えてみてほしい。

バラの用途

ローズの水とオイルは中東全域で、薬、宗教儀式、香水、お茶、そしてバクラヴァ、トルコ風（またはギリシャ風）デライト、ムハラビエーなどの甘い料理に使われている。

古代ペルシャでは、人々は「モハンマド・ブロッサム」とも呼ばれるバラを摘み、友人や家族とバラ水を作って夏を祝った。この伝統は現在もイランで受け継がれており、多くの場所で初夏の時期にバラ摘み祭りが開催される。

勇気と抵抗の象徴

1942年、ナチス第三帝国時代のドイツで、ミュンヘン大学の若い学生たちと教授がレジスタンス・グループを結成し、「白バラ」と名づけた。彼らは命がけでビラやパンフレットを書き、配布し、落書きで抗議し、ナチス政権に反対するキャンペーンを行った。グループの中心メンバーの多くはゲシュタポに逮捕され、1943年に殺害された。今日、ドイツ全土の多くの学校、通り、その他の場所には、白バラのメンバーを記念して名前が付けられている。

Hidden Meanings

赤いバラはロマンスと真実の愛を、白いバラは平和と純潔を、黄色いバラは友情を象徴しているが、嫉妬や裏切りを表すこともあるので注意が必要だ！オレンジの花びらのバラは情熱と熱意を、ピンクは幸福と優しさを表す。当然のことながら、ゴシック調の黒いバラ（自然界には存在しない）は死を象徴する。

6月の誕生花：ハニーサックル

象徴：保護, 妖艶, 甘美, 魔法

星座：双子座、蟹座

「眠りなさい、そうすれば私はあなたを腕の中で包むだろう。そうすれば、木々も、甘いスイカズラも、優しく絡み付いてくる...」
。ウィリアム・シェイクスピア「真夏の夜の夢

くまのプーさんのお気に入りの花であり、6月の誕生花のひとつでもある！ハニーサックルはヨーロッパ、アジア、北アメリカ北部が原産である。特徴的な筒状の花と美しい香りを持つ野生のつる性植物で、世界中の園芸家に愛されている。

妖術からの保護

ヨーロッパの古い民間伝承では、家のドアの周りにスイカズラを植えると、悪霊を追い払い、家に入る人に幸運をもたらすと言われている。イギリスの農村部では、5月1日（メーデー）に農家が牛を悪霊から守るためにスイカズラを牛舎に吊るすという古い伝統があった。

多くの昆虫がスイカズラの蜜を重要な食料源としている。その興味深い例が、エレファント・ホーク・モス（Deilephila Elpenor）である。この夜行性の蛾の一種は、中央ヨーロッパで最もよく見られる。この蛾はその美しいピンクと緑の色合いで見分けられるが、毛虫の段階では灰色でしわくちゃで、小さな象の幹に似ている！エレファント・ホーク・ガは特にスイカズラに魅了され、夜になると花の周りをヒラヒラと飛び回り、蜜を吸っているのをよく見かける。